WEBアニメスタイルについて サイトマップ トップへ戻る
  更新情報とミニニュース
 
 
  意外なアニメ関連番組

 今回の更新から新シリーズ「東映長編研究」をスタートさせます。その第1弾はかつて「マイアニメ」(秋田書店)に掲載された芹川有吾さんの「演出家ノート 私のテレビ・アニメ考 懐かしき日のアニメ生活雑談」の再録。芹川さん自身の話としても、『わんぱく王子の 大蛇退治』等のメイキングに関する記事としても、興味深いところの多い貴重なものです。
 「週刊ユアサ」では、『マインド・ゲーム』制作過程のムービーを紹介。また、「『マインド・ゲーム』応援団」には井上俊之さんが登場です。『マインド・ゲーム』は渋谷での公開は一段落しましたが、まだこれからの展開もあるようですよ。

 さて、以下が本題。
 日本テレビ系列で金曜の夜(「金曜ロードショー」の後です)に「感動紙芝居 優しさ便り」というミニ番組をやっています。これはタイトル通り、日常的なドラマを紙芝居形式で見せる番組で、基本的に静止画のみで構成されているので、アニメ番組ではありません。
 以前、たまたま観て「あれ、まるでアニメーターが描いたような画だなあ」と思った事があって、僕はこの番組をちょっと気にしていました。それで、8月27日に放映された「白球にのせて」というタイトルの回を観たら、使われているイラストが、まず間違いなくアニメスタッフの画だろうと思えるものだったんですよ。後でビデオで確認したら、この話のイラストは『スチームボーイ』美術監督の木村真二さんが描かれたものでした。
 あ、やっぱりアニメ関係者が描いていたんじゃないか! いかん、今まで気がつかないとはウカツだった。しかも、制作協力としてサテライトがクレジットされている。サテライトと言えば『MACROSS ZERO』や『ヒートガイジェイ』を制作しているプロダクションではないですか。
 今まで誰が描いてきたのかが気になってネットで検索してみたところ、同番組のHPが見つかりました。
 
[感動紙芝居 優しさ便り]http://www.ntv.co.jp/kando/

 なるほど。2002年秋からやっている番組なんですね。HPには今までの各話の描き手のデータも載っていて、さかのぼって見てみると、アニメーター、美術監督等、見覚えのある名前がいくつも並んでいます。「WEBアニメスタイル」関係だと、なかむらたかしさんや、平田敏夫さんが参加。画風はバラエティに富んでいて、中でも沢山の話数を担当しているアニメーターの阿部司さんが、様々な画風で描いてるのが面白いと思いました。
 アニメ番組ではないですが、アニメ関連番組なのは間違いない。興味がある方は、是非チェックを。

(2004/09/10)

更新情報(04/09/13・第142回)
東映長編研究
第1回 
「芹川有吾
  懐かしき日のアニメ生活雑談(前編)」[再録]
湯浅政明の「週刊ユアサ」(第35回)
東池袋アニメ積読録 小川びい
第14回
「文月は『STEAMBOY』尽くしの日々」

『マインド・ゲーム』応援団(第13回)
応援団部室トーク《Vol.2 井上俊之》



<OLD | NEXT>

 

編集・著作:スタジオ雄  協力:スタジオジブリ  スタイル
Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.