新房昭之強化週間
今回の「WEBアニメスタイル」はOVA『コゼットの肖像』と新房昭之監督の特集です。新房さんと言えば、最近では『月詠 MOON PHASE』『魔法少女 リリカルなのは』を手がけられた監督で、そちらの作品の方が有名でしょう。だけど、新房監督の魅力は、それだけじゃないぞ、というのが特集のテーマです。『コゼットの肖像』作品紹介か「アニメ様の七転八倒」を読んで、その後で、監督のインタビューを読むのがお勧めです。他の更新は、東京国際アニメフェア関連イベントの紹介。
多分、4月以降の『ドラえもん』は、キャスト変更と同時にBパートも新作になるでしょう。今のうちに、前から一度書いておこうと思っていた話題について書きます。
最近の『ドラえもん』を観て、AパートとBパートで画質が違うと感じられた事はないですか。違うと思った人は、Aパートの方がシャープで、Bパートはちょっと輪郭が甘いと思ったんじゃないでしょうか。発色もAパートの方がいい。ネタを明かせば簡単な事で、現在放映されている『ドラえもん』はAパートが新作で、デジタル彩色で作られていて、Bパートは旧作の再放送で、セル画とフィルムによるアナログ制作時代のものなのだそうです。
少し前に『ドラえもん』のBパートを観て、あれ、眠たい画面だな、と思ったんですよ。しばらくして、それがアナログ制作のためだからだと気がついた時に、ちょっと驚きました。つまり、僕の目がデジタル制作のシャープな画面に慣れてしまっていたわけです。アナログ制作が当たり前のころなら、『ドラえもん』を観て、輪郭が甘いなんて思う事はなかった。慣れというのは恐ろしいものです。
『ドラえもん』と言えば、先週、テレビ東京の「いい旅・夢気分」に、『ドラえもん』の大山のぶ代さん、小原乃梨子さん、野村道子さんが出演していました。皆がお風呂でキャラクターの声色でふざけるシーンがあり、野村さんが「もお! のび太さんのエッチィ〜」なんて言ってましたよ。今さらですが、大人の女性の口からあの声が出るのを目にすると、相当なインパクトがありますね。3人が『ドラえもん』への想いを語る部分もあり、充実した番組でした。
(2005/02/28)
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