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帰ってきた三原三千夫の万国博覧会

第１回　ギネスブックにのる？

　みなさんご無沙汰してます。アニメーター三原三千夫です。えっ、知らない？　知ってた人も忘れちゃいました？　たしかに2006年放映のケモノヅメ12話以来、半年ほどブラブラしていて、その後思い出したくない仕事を３ヶ月間してから、湯浅政明カントクの新作シリーズ『カイバ』の４話を、シナリオ、絵コンテ、演出、作監、原画、動画と、ひとりで９ヶ月もかけて作っていたので、みなさんの前に露出する事もなく、消えておりましたから。しかし終わりました。「シナリオから動画」までの自分スローガンの下、動画枚数5170枚にて完成に至る事ができました。ＴＶアニメでは、21世紀になってから初めての事だと思うんですけど。20世紀中には、いらっしゃったかもしれないですけど。ギネスにのる？　ぜひ、みなさんに観てほしいですね。もちろんぼくの担当話数もなんですけど、『カイバ』を。いや、だってオモシロイんですよ。
　１話スゴイんです。不思議なんですな。見た事ない世界です。
　一口にオモシロイと言っても色々あると思うんですけど、不思議で見た事のない世界って、それだけでオモシロイです。
　『ファンタスティック・プラネット』以来のカルトムービーになるといいなあ。
　まあ、カルトムービーという言葉が出てきた時点で、そのオモシロさが分かりやすいものではないって事も分かってくるんですが。言葉にしにくいけど、イメージ力かなあ。イメージがＴＶ画面からあふれ出てます。おしげもなく見た事もないイメージが。
　なんかありがちな作品、画面が多い中、これは新種発見ですな。希少動物です。でもこのオモシロさは観てみないとわからないです。
　WOWOWでＡＭ０時放映で、再放送がＡＭ４時という人目に触れにくい環境で棲息している作品なんで、みなさんなんとかして発見して（WOWOWに加入する、またはWOWOWに加入している親、兄弟、知人に見せてもらう、またはＤＶＤを購入する、またはＤＶＤをレンタルする）ください。ヨロシクお願いします。