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  新番組の本数は?

 東京国際アニメフェアに行ってきた。なかなかの盛況だった。イベントとしてしっかりしたものになってきたと思う。詳しいレポートは次回の更新で。それから「WEBアニメスタイル」編集部のメルアドを変更する事になった。新しいアドレスはこちらでよろしく。過去のページは古いアドレスがそのまま残っているのでご注意ください。「animator interview 山下将仁」は第2回。今回は『鉄人28号[新]』についての話の続きと、山下さんの仕事ぶりの変化についてなどが話題になっている。
 
 他の仕事で確認する事があって、昔、自分がやった前田実さんの取材記事を読み返した。1987年6月号(vol.108)の「アニメージュ」に載ったものだ。もう17年も前かあ。自分でも、ほとんど忘れていたけれど、目を通してみたら、すっごいマニアックな記事だった(笑)。原画として『ギャートルズ』に参加した時には百瀬義行さんを意識していたとか、『旧ルパン』等で影響を受けた「東京ムービーの動き」を、『魔女っ子メグちゃん』で東映の作品に持ち込んだとか、そんな話を注もつけずにやっている。これって自分がアニメ雑誌で最初にやったロングインタビューだと思うけれど、今よりも躊躇なくマニアックな記事を作っているなあ。
 で、「アニメージュ」の同じ号で、僕はデータ原口さんと、漫画家ののつぎめいるさんと「春の新番総チェック」という座談会をやっていた。こちらが今日の本題。その座談会での、自分の最初の発言に笑ってしまった。「小黒 春の新番組は8本あって、『少年ジャンプ』連載中のが2本増えて週6本に……」だって。春の新番組が8本って、今の1/4か1/5くらいの数だ。僕はその頃、新番組が始まると、さしあたって最初の数話は観ていたと思う。今でもそれをやりたいけれど、これだけ数が多いとなかなか難しい(いや、理想としては、新番組だけでなくて、全番組に目を通したいと思っているのだけど)。
 もはや、ちょっと濃いファンでも、何本の新番組が始まるのか、どんなアニメが放映されてるのかを把握するのにも一苦労する状況だろう。そんなわけで今回の更新では、小川びい君に今期の新番組の数をカウントしてもらった。多分、これが正確な春の新番組の数だろう。
 今さら言うまでもないことだけど、ここ数年のアニメ作品は(少なくとも首都圏に関しては)明らかに供給過剰だ。こんなに本数が増えているのには、色んな理由があるはずなので、簡単に「数を減らせ!」とも言えないのが、つらいところ。
 10年後とか20年後には、今のアニメ雑誌を見て「あの頃はよかったなあ。毎日観きれないくらいの新作が放映されていたんだもんな」なんて言う事になるのだろうか。そうなるといいかもな、とエアチェックでヒーヒー言っている今の僕は思う。

(04.03.29)

更新情報(04/03/29・第119回)
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