うつのみや理 演出回に期待せよ
今回の更新で
「animator interview 山下将仁」
が最終回です。時期によって、クリエイターの仕事ぶりが変わっていくのは当然の事ですが、ファンとしては、また山下さんの派手なアクションも見たいと思いますよね。さて、今回の「ヒトコト」は趣向を変えて、幾つかの話題を並べてみます。『バカボン』で言うと「ショートギャグでコニャニャチハ」みたいな感じですかね。分かりづらい喩えですね。すいません。
その1)
4月5日に放映される『妄想代理人』の第8話「明るい家族計画」は、うつのみや理さん(ご本人のサイトは
こちら
)が演出、絵コンテ、作画監督を担当。大変に力の入ったフィルムですよ。勿論、作画面も素晴らしいものですが(エンディングにクレジットされた原画マンたちの名前も凄い)、演出的にも非常に凝っており、なかなか映画的な作品に仕上がっています。むしろ、そちらの方が見所かもしれません。ああ、なるほど、うつみやさんのやりたい世界はこういうものなのか、と思いました。技法と物語が一致しているのも面白い。間違いなく、彼の代表作になるでしょう。アニスタ読者は要チェックです。
その2)
出崎統監督の新作『AIR』が、KEYのオフィシャルページ(
こちら
)で発表になりましたね。と言っても、公開された情報はほんのわずかですが。多分、近々に雑誌等で発表になるんじゃないでしょうか。出崎さんが美少女ゲームのアニメ化を手がけるのも驚きですが、制作が東映アニメーションなのも相当に意外。出崎さんと言えば、虫プロ出身クリエイターを代表する人物ですからね。アニメ史的にもちょっとした事件です。
その3)
春の新番組が次々と始まってます。仕事の関係で『魔法少女隊ア・ル・ス』(オフィシャルページは
こちら
)を一足先に観る事ができました。STUDIO4℃のTVシリーズで、NHK教育で、しかも、魔法少女ものですよ。本編も、その期待を裏切らぬ、STUDIO4℃らしいチャレンジャブルで、ユニークな作品でした。他の新番組に関しては、アニメスタイル予定表をどうぞ。
その4)
もう店頭に並んで半月程になりますが、皆様、イラスト集「edge」を見ましたか。アニメーターを中心にしたクリエイターのイラスト集です。定価4300円と、かなりの高額なのですが、内容も(少なくとも作画好きには)それに見合った充実ぶり。大平晋也さん、新井浩一さん、平田秀一さん、本谷利明さんなど、普段イラストを見る機会のない方の作品も多かった。へえ、この人はこんな画を描くんだ、と素直に感心しました。それから、小池健さんのオリジナルイラストの発表は、これが初になるはず。「edge」を発行したティー・オーエンタテインメントは
こちら
。
そんなこんなで、また来週。
(04.04.02)
更新情報(04/04/02・第120回)
animator interview
山下将仁(3)
湯浅政明の「週刊ユアサ」(第13回)
ビジネスショーとしての充実を見せ始めた
3年目の東京国際アニメフェア
ミスターXの柴田秀勝がロフトプラスワンに登場!
なんと、イベントは翌日朝まで!?
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