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		『トップをねらえ２！』制作発表　新番組『サムライチャンプルー』の１話、なかなかよかった。渡辺信一郎さんと中澤一登さんって、相性がいいみたいですね。時代考証などにこだわらないファンキーな時代劇ですが、このコンビだったら、今よりもっとチャランポランなノリになっていった方が楽しいかもしれない。今回の更新は和田高明さんのインタビュー最終回と「週刊ユアサ」。それとニュースが２本。　　さて、ＯＶＡ『トップをねらえ２！』の制作が発表されました。ＧＡＩＮＡＸ20周年記念作品になるのだそうです。　前作『トップをねらえ！』はＧＡＩＮＡＸ＆庵野秀明監督が手がけた非常にマニアックな内容のＯＶＡ。本格ＳＦ＆超濃密パロディで、燃えて泣ける、傑作中の傑作です。ご覧になった方は分かると思いますが、『トップをねらえ！』は絶対に続編が作れそうもないラストシーンで終わっていまして、そのラストゆえに傑作になっています。　それでは、その続編は一体どんなものになるのか？　実は『トップ２！』は随分前から準備が進められていて、ガイナックスに顔を出した時などに、制作状況を耳にしていました。原案・監督は鶴巻和哉、脚本が榎戸洋司、キャラクターデザインが貞本義行。ふ～ん、『フリクリ』メンバーの新作なんだな、と思っていましたが、今回公開されたイメージイラスト（右上の写真）を見たら、おおっ、キャラクターもちょっと『フリクリ』みたいだ！　少なくとも前作の美樹本晴彦さんの画とはかなり違う。現代的なライトな感じになっている。バンダイビジュアルさんからいただいた資料によると主人公のノノは「宇宙パイロットに憧れて、雪深い山村から街に出てきた、ドジっ娘ウェイトレス」だとか。なるほどなあ。物語的にはノリコ達が銀河系の中心に行った後の話で、ここでは「トップレス」と呼ばれる超・能力をもった子供達がフラタニティと呼ばれる組織に所属して、バスターマシンで宇宙怪獣と戦っている、のだそうですよ。前作の設定を無理に踏襲しようとはしていないみたいですね。これは潔い。『超時空世紀オーガス』に対する『超時空世紀オーガス０２』みたいな位置づけの作品になるのかもしれません。　『トップ２！』は、今秋からリリース開始の全６話。前作のメインスタッフであった庵野さん、樋口真嗣さんも各話のコンテで参加。意外なところでは『少女革命ウテナ』の幾原邦彦さんもコンテを描いているそうです。新旧のスタッフが参加、という感じになるわけですな。　前作と違う方向性の作品だとしても（いや、フタを開けたら前作のマンマでした！　という事もあり得るわけですが）、前作に負けない「濃さ」をもった作品になる事を期待します。たとえ内容が『フリクリ２』みたいなものであっても、鶴巻監督的に充実したものになれば、作品としてはＯＫっスよ。前作を意識してこぢんまりとしたものになったら、それこそＧＡＩＮＡＸ20周年記念作品に相応しくないし、『トップ』らしくないと思うのです。　　それから、もうひとつ別の話題。　脚本家の藤川桂介さんのオフィシャルホームページがスタートしました。まだ準備中のコンテンツもありますが、読み物が満載。藤川さんの誠実なお人柄がうかがえるページになっています。 [藤川桂介の世界] http://www014.upp.so-net.ne.jp/hujikawakeisuke/ （04.05.20）