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【編集部】「この人に話を聞きたい」単行本(7)
関弘美さんのインタビューをちょっとだけ紹介
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「この人に話を聞きたい」は今週から書店で発売されます。早い店ではそろそろ店頭に並んでいるんじゃないでしょうか。
今日も単行本に掲載される内容を抜粋して紹介します。『おジャ魔女どれみ』や『デジモン』シリーズでお馴染みの関弘美さんの記事から。『どれみ』第1作の放映が始まったばかりの頃の取材でした。
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―― なるほど。いい話を聞いておいて、こんな些末な事を聞くのも何なんですが、『どれみ』に関先生っていうキャラクターがいますよね。
関 えーと、この番組に出てくる色んな名前はですね、ウチの会社の人間とか、スタッフの名前からチョコチョコと、とっております。どれみ達の学校の担任の先生の名前を関先生にしたのは、シナリオライターの山田(隆司)さんの考えです。それに関して私は「えっ!」と言っただけでした。ただ、そのキャラクター設定を作る段階で「江角マキコ風にしろ」と(笑)いう注文は馬越さんに出しました。それ以外が上がってきてもOKしないというワガママも言いました、ごめんなさい。ウフフ。関先生をどういう性格にするかっていう事を、山田さんと佐藤さんが話し始めた時、私は何も言えなくなりまして(笑)。そーかぁ、この二人はあたしの事をそういう風に思ってるのかって思いながら、聞いていました。
―― この前、放映した話はおいしかったですよね。「関さんは、いい人だなあ」なんて思いながら観ました。
関 ウフフフ。そうでしたね。でも、それに関しては、演出的な事にはなんの注文も出していません。ああしろ、こうしろとは言っておりません。
―― ゆき先生の名前は美術デザインの、ゆきゆきえさんからなんですね。
関 そうです。
―― ゆきさんってお顔を拝見した事はないんですけど、あんな感じの方なんですか。
関 いえ、本人の方が美人です。
―― そうなんですか。1話の五十嵐先輩は、当然……。
関 当然、五十嵐さんですよ。学校の正面辺りに初代校長の銅像が建ってるんですが、あれはASATSU―DKのプロデューサー堀内(孝)さんです。
―― あっ、そうなんですか(笑)。
関 うん。お髭を生やしてる銅像を建てたかったので、髭を生やしてる堀内さんのお顔にさせていただきました。
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関さんの記事は『ママレ〜ド・ボ〜イ』『ご近所物語』『花より男子』のトレンディ三部作の話も面白いですよ。また、「この人に話を聞きたい」単行本では五十嵐さん、ゆきさんにも同じように、名前を『おジャ魔女どれみ』のキャラクターに使われた件について話を聞いています(笑)。
【編集部】「この人に話を聞きたい」単行本(8) に続く
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●商品情報
「この人に話を聞きたい アニメプロフェッショナルの仕事 1998-2001」
著者:小黒 祐一郎
発行:スタイル
発売:飛鳥新社
価格:3000円(税込)
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(06.10.16)
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