【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』
第25回 絵コンテ(4)

 続いて千年前の世界をご紹介。諾子がひとり遊びに興じる場面である。当時の双六について綿密に調べてある事が、絵コンテからもうかがえるだろう。子供らしい楽しげな様子と同時に、しかしどことなくひとり寂しい空虚感も表現すべく、演技から空間まで、さまざまな設計がなされている。相当高度な狙いが見て取れる。

●ひとり遊びする諾子の一連の芝居の設計。台詞は源氏物語「常夏巻」から近江君の台詞を引用してベースにしている。演技の設計と、台詞の段取り、それに盤双六のゲーム進行が全部同時に成立しなくてはならない、というシーン。このため、まず浦谷さんに盤双六のルールとゲーム進行を会得してもらうところから始めなけらばならなかった。話し手が画面外に出てしまうオフ台詞が多いので、アフレコは困難が予想されたが、森迫永依は難なくこなしてしまった。







【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』第26回へつづく

●『マイマイ新子と千年の魔法』公式サイト
http://www.mai-mai.jp

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