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第1回 佐藤監督のコンテに愕然!? |
この度、このような機会を頂き大変恐縮であります。まさか自分なんかがアニメスタイルさんで書かせていただけるとは(汗)。あらすじをつらつら書いても意味がないので池田的な視点で、あんな事やこんな事を思い出してみます。毎週DVD収録話に合わせてお話していく予定ですが、小黒さん曰く「好きにやって」という事なので公式HPで書いたら怒られちゃう事も書いちゃいますよ(爆)。よろしくお願い致します。
第1話「初めての! すごい! ステージ」
佐藤監督のコンテの上がりをメインスタッフ一同、首を長ーくして待っていましたが……コンテを見た全員が冒頭の数ページで愕然……いきなりのギャグ描写。
「おいおい……聞いてないよ」
その場にいた全員の顔が青ざめたです。というのも、この作品は企画当初から《ギャグ顔は無し》という設定だった「はず」なんです。思いっきりシリアスな作品にするという事でスタッフは認識していたんですよ。なぜなら佐藤監督みずから打ち合わせの時に公言していたから。あっ気に取られる皆を見て、監督は「?????」の表情。そう、佐藤監督“本人だけ”が「全く」それを覚えていなかったのです。
佐藤「そんなこと言ってないよ」
全員「言いました(キッパリ)」
佐藤「…………………………」
その後、急きょ渡辺はじめさんはギャグ顔表情集の作画作業に入ったのでした(^^;)
あ、あと第1話の思い出といえば、放送開始直前に担当制作進行が逃げ出した事……華やかな幕開けです(泣)。「素晴らしい……」Byユンカース
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(販売元:アトラス 第1〜4話を収録)
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第2話「孤独な すごい チャレンジ」
放送時間も含め、ほとんどの人がその存在すら知らないままに放送開始。#1を視聴できた人はほとんどいなかったにも関わらず、ネットの書き込みでは大好評♪
「よっしゃ! これなら第2話はもらったー!」と期待に胸を膨らませたのもつかの間……。
まさかまさかのミラクルが勃発。
その名も「イラク戦争」。そして「放送延期」。
おいおい待て待て……よりによってうちのタイトルで「テレ東神話」崩壊ですか?
昭和が終わった時ですらアニメ流していたじゃんか?(涙) アニメに限らず連続モノってスタートの継続性が勝負なわけで、常識的に巻き返しは難しいモノ。しかも第2話って、ある意味第1話より重要なんですよ。思いっきりスタートダッシュの失敗です。
ま、現場作業のスケジュール的には既に崩壊していたので(爆)、1週余裕が出来た! と思えばラッキーかな? というポジティブシンキングも抱いたのですが、地方では放送曜日が違うため納品日は変わらず……。
何から何までうまくいかない。まさに作品内容を体現するような試練の数々でした(苦笑)。
第3話「遠い すごい ステージ」
この話数、池田的にかなり好きな話です。
やっぱ良いもんですよね、憧れのスターからもらうサインというものは(^^)。
本読み(脚本打ち合わせ)の段階で涙腺全開でした。池田は今年の春頃、格闘王・前田日明のトークショーに行ってきました。
そこで久しぶりに観客の気持ち、ファンの気持ちというものを味わったですよ。
カレイドは作品のテーマのひとつとして「天使の心」というものがあり、#50で「そら」の天使の技を観た人達が、それぞれの大切な思い出を回想するシーンがありますが、池田にとってはまさにその瞬間でした。
ジャンケン大会に「本気」で一喜一憂したり、サインをもらったり、みっともないくらい満面の笑みで2ショット写真とってもらったり……最近、ステージからお客さんの顔を見る機会が多かったせいか、その感覚は新鮮でした。
「そうだよな! これだよ! これなんだよ!!」って(^^)。
ちなみに壇上で前田さんとの2ショットの模様がテレビで流れたのは内緒です(爆)。
第4話「がんばれば すごい チャンス」
この回から脚本に中瀬さんが参加。中瀬さんの本にはいつも全員度肝を抜れます。とにかく発想が斬新。ゲストキャラも斬新。サラさんのあの奇抜な個性を確立したのは中瀬さんかもしれません。
本編では出てきませんが脚本上では魔法使い3人組は「アローズ」という名称でした。
ひとりで無理でも3人なら、という「3本の矢」の意味で、実は決めポーズまであることになっておりました……何戦隊だよ(苦笑)。
魔法使いの衣装のデザインは、実はかなり初期段階の企画書用に描いてもらった、追崎君のデザインです。トリプルイリュージョン用の杖もこの段階で確認できます。当初は「そら」のみでしたが、それをベースにミア&アンナVerを追加してます。
■第2回へ続く
●公式サイト
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