UWF観てキタ――――!
これがUPされてる頃にはすでに『レイラ物語』先行上映会も終わってますが、その当日のステージへのモチベーションを上げるためもあり、大好きなステージ(リング)を観戦。そのテンションのまま、この原稿を書いてます。
やっぱ僕らプロレスヲタは一生このままなんだな……(苦笑)。
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● DVD「カレイドスター Stage.6」
(販売元:アトラス 第17〜19話を収録)
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絶体絶命期
第17話「燃えろ! すごい ミア」
第18話「ユーリの すごい 罠」
前回の原稿の締めにも書きましたが……もう制作現場がとんでもない事になっていた時期です。あの17話の異常なまでのテンションと内容にリンクした壮絶な時でした。
ま、簡単に分かりやすく言うとするならば、TV本編全51話のなかで唯一、アフレコが飛んだ(落ちた/延期)になった話数です。
もう完全に「ディラックの海」の中に取り込まれてます。
18話を先にアフレコすることになったのですが、サブタイトルに「!」が入るのは、1話以来で、これは偶然とは言え、まさに「!」な感じでしたね(苦笑)。この壮絶な状況を佐藤順一監督に振り返っていただきました。
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17、18話。このあたりはスケジュールというか、制作環境との戦いという感じだったかな。某作品の影響によるゴンゾの社内事情から、『カレイド』までもが急にスケジュールを前倒しにさせられたりね。スケジュールまきあげのためにせっかくあがったコンテを楽な内容に書き直したのが15話で、おまけに14話も16話も半パートひきあげになって、ひーひー言っていたところに、事件が……。
17話があがってこないんで、先に18話の直しをやってたら、結局17話が全部ひきあげになって……。ゲーッみたいな。
このあたりは、コンテをあげた順番が13話、14話、19話、15話、16話、18話、17話みたいな感じで、プチパニクってたと思う。内容と辻褄をチェックしてくれと池Pに頼んだのもこのあたり。まあ、勢いでコンテをきるしかない状況があったから、17話の得体の知れない勢いがうまれたような気もするし、18話が“レイラさんがしゃべり倒すの巻”になったんだろうとは思うけどね(佐藤順一)
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現場がそんな大変な状況の中、池田は役者さんとホームパーティとかやっていて、それを1年後に知った佐藤監督から「素で」怒られました。あの事はなかった事にさせてください>佐藤さん
第19話「家族の すごい 絆」
篠原恵美さん登場! いやぁ、嬉しかったですよ。
キャスティング担当のS譲さん、ありがとうございました!
このキャスティングは全く100%想像もしていなかったのでビックリ!(感謝) アフレコスタジオのロビーでサラ役の綾さんと、仲よく談笑しているのを遠くから眺めながら、
「うわぁ、『中の人』も仲よしだ(感涙)」
と思ったのを覚えています。プロじゃない……ただのヲタです(謝)。
この時点では全く故意の感情もなく、偶然が重なっただけですし、詳しくは小黒さんの『レイラ物語』アフレコポ後編を読んでいただければ「分かる人には分かる」と思うのですが、池田は『セラムン』を観て、
「『佐藤順一監督』と『この5人の役者さん』とモノ創りがしてみたい! 一緒に仕事がしたい!!」
と思い、業界に飛びこみました。全く……非常に迷惑な作品だ! 俺の人生変えやがって!(笑)
しかし、その感動もここでは終わらないのでした(笑)。
『レイラ物語』アフレコ時、三石さんと綾さんが富沢さんを連れてきて、
綾さん「この人がさっき話した人だよ。コンプリートだね! 池田さん!!」
富沢さん「さっき綾ちゃんから聞きました。『こういう事』がある事が嬉しいです♪」
富沢さん、本当にありがとうございました!!
綾さんは池田が業界に入ったキッカケを全て知っている大先輩で、相談にもたくさんのってくれましたし、そのぶん、ものすごく怒られた思い出もあります(苦笑)。
ただ、池田が放送終了後の関係者打ち上げパーティーで感極まって号泣してしまった時に、わざわざ控え室までひとりで来て「背中をポン」と叩いてくれました。何だか、「全てが報われた」と感じた瞬間でした。
■第7回へ続く
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(最新OVA『カレイドスター Legend of phoenix 〜レイラ・ハミルトン物語〜』の情報もこちらで)
http://www.kaleidostar.jp/
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