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第９回 絶対王者不在！ 迷走期と呼ばれた日々の始まり |
第27話「スターへの すごい プロローグ（前編）」
第28話「スターへの すごい プロローグ（後編）」
「幻の大技」を終え、第２期突入前のおさらい話数ふたつです。
ここからメインタイトルのショルダーに「新たなる翼」と入りましたが、第28話まではまだロゴも決まって（間に合って）おらず、とってつけた感バリバリのフォントが生々しいですね（苦笑）。
このコラムを書かせていただくにあたって、過去の資料を見返さずにできる限り記憶の中だけで書こうと思っているのですが、先日、雨で滑って転んで社用ＰＣの液晶をぶっ壊した（始末書＆自己負担）のを機に、メール整理をしていたところ、当時の打ち合わせの議事録を見つけたので、「新たなる翼」以外の候補を数点列挙してみます。
「カレイドスター ―終わらない飛翔―」
「カレイドスター ―新たなる挑戦―」
「カレイドスター ―託された想い―」
「カレイドスター ―約束の翼―」
「カレイドスター ―幻のむこう側―」etc……
今、改めて見返してみると、意外とどれもジャストフィットしそうな感じですね。
基本的に「そらの明日」的なものか「レイラへの恩返し」的なイメージになってます。
過去メールのやりとりを読んでみると、池田は「○○編」とか「２」といった、切り離した表現を嫌っていたようです……。何でだかは覚えていませんが、そういうテンションだったようです（苦笑）。
ここら辺は自分が主催のイベントを行うたびに、進行台本よりもイベント名を考えるのに時間を費やすのに似てますかね？（似てないか）
第29話「新しい すごい ライバル」
絶対王者・レイラさんを欠いてのリスタート。
オープニングにすら出てきません。自分達で決めた事といえども、彼女の存在がなくなったのは、お話作りの上で厳しい選択でした。
ある程度の覚悟はしていましたが、新キャラ（メイ＆レオン）の存在があまりにもインパクトが強すぎたせいか、我々スタッフの想像以上に「そら」が「そら」らしさを失っていく展開となっていきます。幸いにもそれが４クール以降の“逆襲”への布石へと変わっていくのですが、ファンの方々が迷走期とおっしゃるのも頷けますね（苦笑）。
本放送時にファンのみんなが「大嫌いだった」メイに関しても、僕達の中では「本当はいい子なんだよ」という気持ちが強く、「待ってて！」と心の中で思っていました。
そういえばメイ役の中原麻衣さんを公式発表したのも「銀座ガスホール」イベントでしたね。もう１度、あそこでやりたかったです。予定もありました。本当は『レイラ物語』先行上映会もあそこでやりたかったんです。イベント名も密かに決めていたのですが……それは自分の心の中にしまっておきます……。
絶対王者復活のシナリオは当然頭の中にありました。が、予定よりは少し早まりました。
「やっぱレイラさんがいないと締まらない！ ビシッと叱ってもらおう！」
ということですね(^^;)。
それはまた先のお話としまして、今回はここまで。
＊ ＊ ＊
……と書いたところで、アニメスタイルさんに余裕の期日で入稿したんですが、池田が出社をサボっている間に連絡が。
そうでした……この巻（ＤＶＤ９巻）も４話収録でした（汗）。
スイマセンでした(T T)
ってなわけで――
第30話「もう一人の すごい 新人」
“飛び道具”本格参戦。鳴り物入りで合流の回です……が、
えっとですね、どなたでしょうか？ A級戦犯は。
あの娘にあんなカッコさせたり、こんなドジっ娘要素を定着させてしまった悪いオトナの人は……。
スタッフのみんなに
「あなたの仕業でしょ？」
とたずねても、みんなして
「いや、アレは自分じゃない。あの人のせいじゃないかな？」
「いや違うよ。アレは彼のアイディアのはず」
と、責任をたらいまわし（汗）。
みんながそれぞれの“俺ロゼッタ”を出し合った結果が“ああ”なったようですね（苦笑）。
でも“このロゼ”がいなかったら、そらもメイももっとこじんまりとしたキャラに落ち着いてしまってたと思うので、結果オーライですかね？（笑）
というわけで！
次回からは本格的に“我慢の第３クール目”の始まりです♪
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● ＤＶＤ「カレイドスター Stage.9」
（販売元：アトラス 第27〜30話を収録）
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■第10回へ続く
●公式サイト
（最新ＯＶＡ『カレイドスター Legend of phoenix 〜レイラ・ハミルトン物語〜』の情報もこちらで）
http://www.kaleidostar.jp/
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