というわけで、前回の予告どおり、今回はレビューを1週お休みさせていただきます。
その代わりと言っちゃなんですが、当時の屈辱裏話を。
と、その前にひとつ宣伝させてください。
2月より「すごラジ」のタブリエさん主催による「BEWE」でカレイドスターのサポーターズクラブが発足いたしました。
その名も『みんな すごい カレイド馬鹿』。
総大将・涼さんのイベントでの名言をそのまま使わせてもらってます。
公式ファンクラブファイナルイベントからちょうど2年が経ったのですが、いやぁ、まだまだ全国には“カレイド馬鹿”がいるもんです(^^;)。公式FCは1000名限定だったのですが、こちらは無限なのでカレイド馬鹿を自負する皆さんは是非是非。
まだ立ち上げたばかりなので、池田のブログ更新くらいしかありませんが、プレゼントやイベントも随時企画中です。他のコンテンツも「トップをねらえ!」など盛りだくさん♪
さてさてさて。
今日は「そら」の衣装がらみについて書いてみます。
衣装といってもステージ衣装ではなく普段着=半ズボンオーバーオールです。みんなでいろんな資料を机に積んで会議してたんですが、その中に1冊の写真集がありました。
以前にここでキャラデザ追ちゃんの机に安○なつみの写真集があった事を書きましたが、実は他のアイドルの写真集もありました。
その名も広○涼子。写真集の中では海岸で元気いっぱいの彼女が載っていました。他のどの資料にもあまり興味を示さなかった佐藤監督でしたが、急に目の色がかわり(笑)、
「これ、いいね」
ということで決定♪ どうやらオジサンの琴線に触れたようです(笑)。
もちろんアレンジはしてますが、この時の彼女の衣装が原型となってます。
ヒロインが「広橋涼」という名前の役者さんに決まったのも何かの縁ですかね?(笑)
そしてデザインUP。
同時に営業方面ではタイアップやらのスポンサー探しに奔走中。
オトナの人達の思惑では、「女児向け」作品というところから企画スタートした事もあり、流行の子供向けコスメやアパレル系のメーカーもそのうちのひとつでした。
池田的には、
「おいおい、そういう作品じゃないだろ……」
「企画意図がわかってんのか?」
と思いつつも、超有名子供向けそっち系メーカーに設定資料を持って足を運んだのですが、そこの年増のいけすかないエライ女性の御方は、
「はぁ? こんなの今時、誰も着るわけないじゃん。もっとまわり見てみたら? 今度うちでイベントやるから来てみたら? 最近の若い娘ってのはねぇ……」
とのウンチクコメント……。
「バカヤロー! そんなこと言われなくともわかっとるわ! 少なくともアンタより俺のほうが、ひとまわり以上も若いわ!!」
と、心の中で魂の叫びを吼えつつ、握りコブシを震わせていました(T T)。
そしたらこっち側のオトナの連中も、その御方のお言葉に、
「そうですよねぇ。やっぱりこれからはこうですよねぇ」
なんて面(ツラ)で調子合わせやがったもんですから、アッタマにきて、そのイベントやら、小中学生女子のロリっ娘で溢れかえった関連ショップに大の大人が一人で乗り込んで、メチャメチャ勉強した上で、こちらから“丁重に”断ってやりました。今でもダイレクトメールが届くのですが、当然読まずに破ってゴミ箱に捨ててます。
あ、あと企画段階での屈辱話。
某エライ人が企画書を読んでの一言。
「萌えがないなぁ……。魔法とか変身しないんでしょ? もっと萌えキャラをさぁ……あっ、そうだ! このフールっていう妖精のまわりに美少女妖精を4人くらいつけようよ。それがいいよ!」
とのこと。
正直、ここであきらめました。というより見切りをつけました。この御方を味方につければ、この企画はもっとスムーズに話が進んでいたことでしょう。嫌な言い方ですが社内調整なんかも楽だったでしょうね。
でもあの時、テメェの財布の中身にしか興味のない、平和ボケした悪魔に魂を売らなくてよかった。
声を大にして問いたい。
そんなに褒められたいですか?
そんなにチヤホヤされて“知識人”を気取りたいですか?
フルチンで歩いてみろよ。
ザマーミロ。バーカバーカ。
■第17回へ続く
●公式サイト
http://www.kaleidostar.jp/
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