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第12回 映画『フレンチ・コネクション』を見ろ！ 『フレンチ・コネクション２』は見ちゃダメ！
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前回、70年頃が好きって書いたんですけど、やっぱりこの頃のアメリカ映画っていいんですよ。特に『フレンチ・コネクション』が好きなんですね。これ、映画史上最高のアクション映画でしょうね。カーチェイスもこれがベストでしょう。
ＣＧによって造り出される、ありえないようなシチュエーション、カメラアングルとアクションって、いくら車が爆発しようが、飛ぼうが、しょせん作り事でしょ、と観てると思っちゃいますね。本当にあったように撮って、本当にあったような事として観るからこそ、迫力を感じますけど。
70年代に映画はもう完成しちゃってると思いますね。それ以降、いい映画はあるけど、新しい事は何もない。なにしろ70年頃は普通に映画撮ってるだけでカッコよくなっちゃうんですから。映画のスタイルって、50〜70年に完璧に完成してしまったんですよね。その、一番オイシイ果実が70年頃の映画でしょうね。ストーリーから離れて、もっとも映画らしい映画も多いし。
まあ、あくまでもボクにとってということですけど。映画って、結局、手ざわりなんですよね。リズムというか。ストーリーなんて、映画のよさの中の一要素に過ぎないと思いますね。
とにかく、『フレンチ・コネクション』いいですよ。観たことない人は一度観て。『フレンチ・コネクション２』は観ちゃだめですよ。フリードキンの観て。フランケンハイマーの観ちゃだめですよ。別物ですから。あ！ でも、やっぱり70年代にも駄作はいっぱいあるってことか！ 映画誘ってくれる彼女も募集してます。でも、『タイタニック』とか『ラストサムライ』とか『セカチュー』とかは観に行きませんよ、ボクは。
もう少しだからガマンしてください。せっかく描いたんだから見てネ。
■第13回へ続く
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