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COLUMN

三原三千夫の万国博覧会[三原三千夫]

第35回 国立民族学博物館


 この間の旅行の合間、出生地である大阪に1週間滞在していたんですが、ボクの大好きな「国立民族学博物館」に行ってきました。
 ここ何年かは、1年に1度は必ず行くんですけど(それでも小学校6年生の時にできてから10回くらいしか行ってませんが)、いいところで、面白いところなんですよ。ポリネシア・ミクロネシア諸島の仮面、アボリジニーのアート、アフリカの彫刻、メキシコの仮面や人形たち、どれも面白いものばかりなんです。半日いてもあきません。それらは、個人の才能ではとても生み出すことのできない多様性があるんです。どれも素晴らしいものなんですけど、それらを作った人々は、どの人も名も知らぬ人達で、それらを制作する事を専門の職業にしていた人達ばかりではないんですから、何か考えさせられますね。
 ラスコーに代表される1万数千年前の動物の絵は本当に見事で、ドガやピカソも真っ青なできばえですし、3万年ぐらい前のアフリカで見つかっている動物の絵も同じくらい素晴らしいんです。それも両者の絵はよく似てるんです。これはどういうことなんでしょうか。飛躍すれば、太古の人類はどの人も同じくらい絵が描けたんじゃないか、ということなんです。音楽だって近代以前はほとんどはアマチュアが演奏し、芝居も上演し、詩も歌ってたんですよね。それより以前の太古の人類は、すべての人がアーティストだったんじゃないかと思えてきます。
 歌って、踊って、描いて、彫刻して、100メートル9.0秒で走れる人達。
 昔の人の方が現代の人より劣った人と思うのは間違った考えでしょうね。集団が時間をかけて積み上げてきた芸術、芸能をどの人も素直に表現する力を持っていたんじゃないのかなあ。だって太古の壁画でチョロイ絵はひとつもないんですよ。少年ジャンプに載っている様な絵は絶無ですから。と、なんとも強引かつ、まとまりもないんですけど、この辺で失礼します。

●将軍万福へのオマージュ
 奈良・興福寺の乾漆八部衆立像って、もう本当にスゴイです。小、中学生には分からないと思いますが。ちなみに体部分は自らがモデルです、もちろん顔は違います。

■第36回へ続く
 


協力/マッドハウス
(06.07.04)

 
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