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第49回 失業する時
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これを書いている今現在、ボクは失業中ですね。お金を稼げる仕事をしていませんから。たとえ、動画を描いて、自主制作アニメを作っていても、あくまでも趣味、ホビーですからね。事件、事故でニュースに出たり、記事になったりする事があれば、41歳無職ですよ。しかし会社員や、自営業や、農業や、家事手伝いや、アルバイトや、無職や、社会で何をしているかなんて、事件事故と直接関係のない時は、このフレーズを聞いたり読んだりするたびに、いつも違和感を感じてしまうんですが。79歳無職とかね、だって、老人ですぜ、あなた。もちろん仕事をしている79歳の方もいらっしゃるでしょうけど。
まあともあれ、何かの作品に再就職しなければ、ご飯を食べていかれません。
そんな自分の都合とは別に、手描きのアニメーションがなくなってしまうか、極めて少なくなってしまえば、本当に失業ですよ。冗談ではなく。コンピューターや3Dの発展の仕方や、見る人の変化によっては、仕事が完全になくならなくても、減少はするでしょうね。その時、『ギャラクシーエンジェル』のような仕事しかなかったら、ボクはどうすればいいんでしょう。「昔はよかったなあ、デカイ事言ったり、思い上がったりして、本当に楽しかったなあ」などと思いながら、ダンボールでできた家の中で雨音を聞いて、眠れぬ夜を過ごしているんでしょうか。ここ5年で仕事がなくなってしまうことはなさそうですけど、10年後、20年後は分かりませんからね。本当に仕事がなくなってしまうかも。
そうなったらボクは鉄道の線路の保線作業員をやりたいですね。その時のためにも体を鍛えておきたいですね。
TVなんかで、何の仕事にしても、自分の仕事を大事にして楽しんでいる人を見ると、好感持てますね。ボクも自分の仕事を大事にして、楽しんでやっていきたいですね、失業するまでは。
■最終回へ続く
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