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第50回 さようなら
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「さようなら」っていい言葉ですね、なにか。寂しさはあるんですが、甘えたところがなくて。アニメ業界では昼でも夜でも、スタジオ入りすれば「オハヨーゴザイマース」で、帰る時は「オサキ、シツレイシマース」で、ボクなどは、今までにあまりちゃんと「さようなら」と言った事がないような気がします。しかし、今日は言えますよ、「さようなら」と。ありがたい事ですし、これを楽しみに連載を続けてきました。
05年11月から連載を始めさせてもらって、途中1ヶ月程無断欠勤してしまい、1年と少し連載終了までかかってしまいましたが、思い返せば、この1年間、仕事ばかりやっていましたね。仕事はもちろん楽しかったんですけど、プライベートでは全く何の出来事もなく、1年過ごしてしまいました。つまらない事ではありますが、ありがたい事でもあるのでしょう。こんな暮らしがいつまで続くのか、先の事は分からないですけど、あと4、5年は、こんな感じで時間が過ぎてゆけばいいんですが、そんなこんなで、気がつけば老人になっていて、もう明日あたりこの世とお別れ、という日がくるんでしょうね。なんとなくではあるが、確実に。もちろんそれまで無事に生きられれば、という事なんですけど。人の一生は、あっけないですね。寂しいですけど、仕方がない。もう、これでお別れです。今までこの連載を読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
この場を提供してくれた、小黒さん、原稿料ヨロシクオネガイします。ありがとうございました。
手書き原稿を清書してくれた、博多さん、ありがとうございました。
小黒さんに紹介してくれた、井上さん、ありがとうございました。
もう一度みなさんに、最後のごあいさつです、ありがとうございました。
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●自主制作アニメ おかしなホテル
みなさんに見てもらえるとウレシイのですが……。
それでは。
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