web animation magazine WEBアニメスタイル

■プロフィール
■第26回
■第27回
■第28回
■第29回
■第30回
■第31回
■第32回
■第33回
■第34回
■第35回
■第36回
■第37回
■第38回
■第39回
■第40回
■第41回
■第42回
■第43回
■第44回
■第45回
■第46回
■第47回
■第48回
■第49回
■第50回

 
COLUMN

三原三千夫の万国博覧会[三原三千夫]

第28回 青と白で丸っこいロボットってあんなものいるの?


 青と白で、丸く、ポケットから色々な物を出してくるロボットの新作アニメ、なかなかオモシロイらしいですけど、すごいですよね、あの物質主義。なんでもかんでも物で解決しようとする、あの姿勢。あれは子供に悪い影響を与えるような気がするんですけど。
 あのロボット、23世紀でも、タダで配られてる物じゃないんでしょうね。持てる者と持たざる者の格差はスゴイでしょうね。かたや神のごとき力を持って、かたや単なる貧乏人。まったく、あのロボットを持っていない23世紀の人間は虫けら同然なんでしょ。とにかく、あのロボットを買うためには何をおいても金がいるんでしょう。金、金、金の拝金主義が地上を支配してるんでしょうね、23世紀。
 それよりも同じ作者、アルファベットでEとGの間の文字の先生の、バケて出て来たらしい、アルファベットでPとRの間の文字のついた生き物(?)の話の方が、ボクは好きですね。道徳的には子供によい影響を与えるような気がするな。だってタダでメシを食って、何の役にも立たない、大メシ食らいの役立たずと、友情なのか同情なのか、義務感からなのか、一緒に暮らしてんですから。それともTVカメラの入ってない時間、場所では家族のウサ晴らしの対象になってんですかね。パンチングボールか、キックミットのように。
 ……って、あのマンガ見て、こんなことを、考えて楽しんでる自分自身に、問題があるのも明らかでしょうけど。


●デート
 ウシとカエル

■第29回へ続く
 


協力/マッドハウス
(06.05.16)

 
  ←BACK ↑PAGE TOP
 
   

編集・著作:スタジオ雄  協力: スタイル
Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.